12月8日から10日までの3日間、科学の甲子園ジュニア全国大会が開催され、

長男の所属する科学部が出場することになり、

私も開催地の姫路に3日間の応援に行ってきました。

健全なレポートってわけではありません。

 

元々応援に行く予定はなかったのですが、

準備が全く間に合っていないようで、

そもそも競技にすらならない悪寒がしていました。

どちらかというと、慰めがメインで

家族で参加することにしました。

 

1日目の開会式は良かったのですが、

2日目の最終競技である、実技②が予想通りの展開に。

 

実技②は工作で、

・時間制限内に3個の機体を作る。

・機体は作発泡トレイのようなものにコンデンサで動くプロペラをつけたもの。

・動力は充電したコンデンサのみ。

・車輪のようなも禁止。

といったルールに従い、

・15mの直線コースを走らせ、距離を競うもの

・複雑なコースをゴールまで少ない試行で進ませるもの

の2つでしたが、

案の定、トラブルばかり。

他のチームが工作時間内にコースを試走してるのに、まともに試走できず。

工作後の機体のチェックに引っ掛かり、一番最後に通過。おそらく温情。

(この時点で失格を覚悟して見ていました)

直線コースも複雑なコースもほぼスタート位置から動けず、おそらく最下位。

失格でなかっただけまし、といったところでしょうか。

 

長崎の予選が終わって以降、長男はかなりの時間を準備に費やしていたようでしたが、

最初は「飛行機を作って距離を競う」と話していたのが、

しばらくすると「全然飛ばないから地上を走るように変えた」と言い出し、

大会直前でも「進んでも、1m」という状態だったらしいです。

 

結局、直前に公式の動画(機体のみモザイクがかけられ、競技を説明する目的のもの)で確認すると、

競技は全く別物で、そもそも飛行機ですらないし、想定された機体はきちんと進むし、完走もできる。

実際の大会になって、実技中の解説でわかったのですが、

材料の指定の中にビニール袋があり、

ホバークラフトのようなものを作って進ませることが想定解のようでした。

(もちろんそれだけではない工夫した機体もあるようでしたが)

 

準備段階の試行錯誤中に「どういう材料でやるの?」と聞いたりしていましたが、

その中には全く出て来なかった材料。まさか当日知ることになるとは。

そもそも本人たちには資料すら渡されていなかったようなので、

家族としてもアドバイスのしようもなく、ただ学校に任せていましたが…

材料の一覧を確認できていたら少しはアドバイスもできたのではないかと悔やまれます。

 

で、本題ですが

顧問は何をやっていたのでしょうか。

ということに尽きます。

大会前にも部活に来たり来なかったり、

部活中に読書してたりだったらしいですね。

やる気ないならやらなくていいのに。

「生徒の自律」を言い訳に手を抜く。

「部活は嫌々担当させられているから」と手を抜く。

「教員は忙しいから」と手を抜く。

それなら最初からやる気ある風を装うの止めましょう。

 

最初に会ったときは良い人そうだとか思っていましたが、

様々なことで不信感が積み重なり、

他の保護者からの評価も地の底で迎えた大会当日、

指導力の無さが大会の結果として証明されましたね。

大会で悔しい思いをしている生徒さん達がいるのに、

趣味の限定トミカ購入に夢中だったそうですが…

目の前の生徒達はもちろん、科学部の保護者、

全国大会に行けなかった他のチームに申し訳ないと思わないのでしょうか。

ちなみにこの教員の担任になったことのある生徒さんの談ですが、

「授業はわかりにくいし、信頼できず不安になる」

とのこと。手厳しいですが、同感です。

 

これまでもこの学校の科学部の生徒さんと関わってきたので、

部を応援したい気持ちがあったのですが、

毎年やる気ゼロの顧問しかいないなら廃部で良いのでは?

と思ってしまいます。

学校のパンフレットに、

「科学部 科学の甲子園ジュニア全国大会出場」

なんて絶対に書いてほしくないですね。

 

幸い、本人たちは他校との交流などを楽しんだそうで、案外元気ではありました。

それでも、できなくて焦ったり、悔しかったり、悲しかったり、

そういう気持ちが無かったことになるわけじゃないですし、

「そういうことを乗り越えて成長する」

なんて

寄り添いもしなかった奴が軽々しく言うなよ

と私は心の底から思います。

選手の皆様は本当にお疲れさまでした。