夏休みも終わり、2学期が始まりました。
当塾はあまり夏期講習を熱心にやる方ではないのですが、それでも夏休み中は少し忙しくはありました。
9月に入り落ち着いてきたので最近気になったことを書こうと思います。
それは「採点」、つまり「丸付け」についてです。
当塾では生徒さんに自己採点をさせるのではなく、全て私が採点しています。丸付けは面倒です。面倒ですがその生徒さんの力量を測るためには必須だと思います。
採点をしながら、
(なぜこんな解答してるんだろ)
(字汚すぎ)
(無駄に式が長いなぁ…)
等と考えます。字を見て、式を見て、考え方や癖を把握できるので、その後に問題点を指摘しやすくなると思います。
また、生徒さんに自己採点をさせない理由は、
・正確な採点ができない。
からでもあります。
色々と理由をつけて生徒さんに採点をさせる塾がありますが、まぁ、手抜きですね。学校でも自己採点をするワークなどがありますが、中身を見ると間違いだらけでも丸をしていることが多いです。
高校生で学力上位層あたりはできると思いますが、そうでない場合は難しいと思います。
英単語のスペルを間違えて覚えてる子は、自分で書いたスペル間違いには気付きにくいです。
数学の証明の意味が分かっていない子は、採点の要点すらわからないでしょう。
だから私は全部採点しています。
ただ、同じ採点でも残念なことにきちんとやらないのは生徒さんだけではありません。
先日、ある生徒さんから他塾で受けた夏期模試の答案を見せてもらったのですが、採点ミスや集計ミスが多々あり、少し驚きました。中にはただの採点ミスというレベルではなく、「あ、この採点者は問題の意味すらわかってないな」というものも複数。
アルバイト学生が採点したならまだわかるのですが、教室長が採点したとのこと。これがテレビCMで有名な個別教室のクオリティなのです。
また、同じ生徒さんが夏休み中に学校提出用の漢字書き取りをせっせとやっていたので、何度も
「漢字の書き取りは効率も悪いし時間かけてやるものじゃない」
と止めていたのですが、休み明けに提出したノートを見せてもらうと間違いだらけ。間違えた漢字を間違えたまま何度も続けて練習…それでも先生の三重丸と検印が押されていました。1ページに間違い漢字が3種類あっても指摘なし。検印のすぐ横に間違い漢字があっても先生は気づきません。
もはや丸付け(間違ってても)印鑑押しマシーンでしかありません。「先生は忙しい」という反論があるかもしれませんが、こんな意味の無いことばかりやっているからこそ忙しいのです。
結局は形だけの「勉強」の方が、させる側もする側も楽なのだとは思いますが、こういうのやっててもほぼ意味はありませんし、害ですらあります。
こういうのを他山の石として、自らを律したいと思います。