最近、スポーツの分野で
「ゾーン」
という言葉を耳にします。
松岡修造さんがよく言っている気がします。
スポーツ漫画などにも登場していますね。

この「ゾーン」という、極限の集中状態ですが、皆さんも何かしら経験があるのではないでしょうか。私もスポーツなどをやっている時や、センター試験のときにもこういう状態は経験しました。思ったとおりに体が動いたり、知識がほぼ無いのに感覚だけで点数が取れたり。(選択肢だから可能なんですね)

極限の集中状態をさす言葉のようですが、もともと心理学では「フロー」と言うそうですね。

この言葉を聞いて思い出したのは、インターネットで数年前に見た
わんこら式
という学習法です。

サイトはすごく胡散臭い感じがしますが、理に適った学習法ではないかと思います。
・適度な易しさの学習を
・目で見ながら
・集中しながら高速で
・何度も繰り返す
⇒覚醒してくる(=ゾーン?)
フラッシュカードなどと同じ原理なのだとは思いますが、脳が過度に集中するので記憶の持ちも良いということです。

私は英単語を覚えるのが嫌いなのですが、P-Study Systemという無料の英語単語学習ソフトを使って高速周回することでかなり語彙力があがった実感があります。(スマートフォン用アプリもありますのでお試しください)

わんこら式は学習法ではありますが、「集中を体感する」という意味でも良い効果が得られるように思います。何度も「集中を体感する」ことで、受験などの重要な日に意図的に「ゾーン」に入るための訓練ができるのではないでしょうか。

受験の成否は学力だけではありません。学力を発揮するためにも、受験当日の健康と精神の持ち様が大切であることに疑いの余地はありません。しかし、精神の持ち様に関しては、生徒・親、学校、塾・予備校のどこもあまり注力していないように感じられます。私は以前から座禅やヨガなどを用いて精神コントロールを訓練できないかと思っているのですが、新しく教室も構えたことですし、この機会にちょっと色々と試してみようと思います。